いざ、本格的なWebデザインを独学しようとして、インターネットを見てみたら、HTML・CSS・サーバー・FTP・Javascript・jQueryがずらりと用語が。昨今では、フラットデザイン・レスポンシブ・マルチデバイスデザイン……。
わんさか、用語が出てきます。分からないことを調べると、その先で分からないことにぶつかり、それを調べて……。
これだけでWebデザイナーになるのを諦めてしまうかもしれません。独学でWebデザイナーになる道筋を自分で見つけることは難しいように感じています。
短期間で基本的なWebデザインスキルを習得するなら、社会人スクールに通うのも一つの手だと思います。学生であれば、専門学校もあります。私自身も未経験で何も分からない状態で、社会人スクールに通っていました。
そこで、私が社会人スクールで経験したことや感じたこと、選び方をご紹介いたします。
体験授業を受けて、学校の雰囲気を知ろう
学校に通い始めたら短くても1ヶ月〜半年ほどは通うことになるので、嫌になることないように自分にあった学校を選びましょう。
体験授業では、学校見学を含めて、実際にパソコンを使って簡単な操作や制作体験ができると思います。その時、どのように授業を進めるのか、どのくらいの人数での授業なのか、自分に合う雰囲気なのか確認することができます。
私が通っていた社会人学校「リカレント(http://www.recurrent.co.jp)」では、授業の生徒数は10人前後でした。学校によって、人数の幅が決まっていると思いますので、もっと少人数での授業がいいという人は学校スタッフに確認してましょう。
また教室のデスク環境ですが、自分のパソコンディスプレイの隣にもう一つディスプレイがあります。それは先生のパソコン画面を映してくれていました。先生の操作方法や言葉だけでは伝わりづらいところを一目でわかりやすく確認しながら、授業を受けることができました。
私はこの体験授業の時、Webサイト制作は設定したことや反映したデザインがすぐに目の前のパソコン画面で確認でき、即座にインターネットに発信できるということを体験しました。目からウロコです。体験授業を受ける時も、当たり前のようなことすらも知らない状態でした。
通学期間は、授業コースや授業の時間帯で変わる
Webデザイナー向けの基礎講座とは別に、Webデザイナーに必要になってくる講座も用意されています。
リカレントでは、基礎講座以外にスマホ向けデザインの講座やPHPプログラマー講座、最近ではスマホアプリ開発講座もあります。自分が習得したい講座を選ぶと良いでしょう。
私が在籍していた時は、FLASH(とりわけActionscript)講座があり、受講していたのですが、現在はありませんでした。
社会人学校なので、平日の夜や土・日の授業があります。もちろん、平日昼間のコースもあります。時間に余裕があれば、平日昼間、朝から夕方まで週3回程度しっかり勉強できたりもします。その分、短期間で習得も可能です。生活スタイルに合わせて考えてみてください。
授業の特徴
私の通っていたリンカレントでは、授業を受けていたほとんどの方はWebデザイン未経験者でした。授業ペースは作業の遅い方に合わせていましたので、ゆっくりと丁寧です。全員の理解を深めながら進められます。
10人前後の生徒数なので、分からないところ・つまずいてしまっても気軽に質問することができます。和やかな雰囲気のクラスでした。
例えば、コーディングの作業をしている際、デザインが崩れたり、意図したのもが表示されなかったりと、エラーがよく起こります。どうしてそうなったのか、それを皆で見つけあったり、教科書にはない先生のアドバイスがもらえたり、独学では得ることのできない体験もすることができました。
体験授業の項目でも書いたように、先生のモニターを並べて逐一見ることができるので、まだパソコンが苦手という方もわかりやすい環境になっていると思います。
教科書は、学校独自で作られたものを使い、市販の参考書より詳しく書かれている印象でした。復習にも大変役立ちます。プロの意見が教科書に取り入れられ、業界の進展に合わせて作られたものとなっています。
何より一緒にWebデザイナーを目指す人たちと日々、切磋琢磨して成長できることが勉強の糧になってしました。
この記事のまとめ
- 体験授業を受けて学習環境を知る
- 授業コースや授業時間帯で期間が変わる
- 授業の特徴は?
- Webデザイナーを目指す仲間ができる
私は学校に行ってよかったと思います。効率的な勉強や不便なくWebデザインのできる環境があり、他の生徒さんたちと一緒に成長でき、刺激的でした。
1から基本から丁寧に学びたい、効率良く短期でWebデザイナーを目指す方、独学をして苦手意識を持ってしまった方、社会人スクールに通って学ぶのも手だと思います。
その際は、体験授業を受け、期間や予算に合わせて、授業を選択しましょう。学校にはサポートしてくれるスタッフがいるので、色々聞いてみてください。