フリーランス第1期:クリエイティブ集団としての新米Webデザイナー時代
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フリーランス第1期:クリエイティブ集団としての新米Webデザイナー時代

社会人学校でWebデザインを学び、就職はせずフリーランスで活動する際、クリエイティブ集団に所属していました。
まだ、未経験の新米Webデザイナーとして、所属していた時の経験をご紹介いたします。

新米Webデザイナーとクリエイティブ集団

所属することになったそのクリエイティブ集団は、会社として存在していましたが、実際仕事をする際はプロジェクト単位で活動しました。その中で、Webデザイナーは私だけです。私の他に、映像クリエイター、3DCGクリエイター、グラフィックデザイナーがいました。そのほとんどが単独で仕事することが多かったです。

私は、グラフィックデザインの経験が少なく、苦手意識もあったので、グラフィックデザイナーと組んで仕事することが多くありました。

グラフィックデザイナーもWebデザイン経験がなく、最初の頃は苦労することがありました。Webデザインの説明です。
例えば、ポジションの呼び名から始まり、サイトに備える機能や役割の説明。用語を言ってしまえばそれまでなのですが、デザイナーにどう表現してもらい、どうユーザーに役立つのか、理解して進めなければなりません。

Webデザインの勉強中は、そういうものかと単純理解するだけでした。しかし、いざ自分の口で説明するとなると、自分なりの表現方法を身につける必要がありました。

これはクリエイター同士だけでなく、クライアントに対しても説明できなければなりません。そういう意味では、自分を鍛える良い場でした。

また、デザイナーとのデータをやり取りする中で、ファイル命名規則、PhotoshopやIllustratorのレイヤーの分け方、その名前付けについても取り決めをしました。それらがバラバラになっていると、把握するに時間がかかり、作業スピードにも影響が出ます。

他の人の手が入らないフリーランスという環境にいると、細かいところではありますが案外気にしない点であると思います。

仕事の募集方法は、創設間もないため、その多くは人脈頼みでした。知り合いを介して仕事をいただいたり、新しい方を紹介してもらったり。Webサイトにお問い合わせフォームも設置していましたが、実績も少なく問い合わせは少なかったです。

一番やりたくなかったECサイトの構築案件

お店を開くので、実店舗に合わせてWebサイトとオンラインショップを作りたいと依頼を受けました。その話を聞いた時、とうとう来てしまったかと思いました。

ECサイトは、サイトの作りやシステムが複雑というイメージで扱う情報も多いという思いで、できればやりたくない仕事でした。実際に作ったこともなく未経験で、中身もわからないまま断るのはいけないと、ECサイト制作に携わりました。

使用したプラットフォームは、カスタマイズを売りにしていた「EC-CUBE」です。まだ、Wordpressを必死に触っている頃で、正直作れるかどうか不安だらけでした。しかし、それでも無事Webサイト・ECサイトをオープンすることができました。

そのお店のロゴデザインや値札のデザイン、名刺もグラフィックデザイナーが担当し、1つのものに向かって仕上げたことで、大きな達成感を味わうことができました。

しかし、ECサイトのサーバーデータが、サーバー運営会社の作業ミスで全て消えてしまったトラブルに遭いました。実際、起こりうるトラブルとは思っていましたが、まさか自分が作ったサイトで起こるとは思ってもいない出来事も経験しました。

後々の活動に深く影響するのがこのECサイト案件でした。

他のクリエイターとの交流

所属していた集団には、グラフィックデザイナーや映像クリエイターがいたので、違う業界の人たちから直接話を聞くことができました。どんな仕事をした、これはどのようにして作ったのか、と他のクリエイターの作業を知ることで、自分の仕事に活かすこともできました。
そういった話をすることで、自分のモチベーションも高く維持することもできます。

自分の知らない情報を教えてもらえる場でもありました。このサイトが面白い、映像が参考になる、業界で話題の作品なども知ることができ、刺激を受ける日々でした。

特に他のクリエイターと一緒にいたことで、Webとは関係ない仕事もさせてもらうこともありました。ゲームの絵コンテを描かせてもらったり、商品を宣伝するために、その商品を使った物語を作ったりもしました。

別の仕事に携わることでわかることも多く、結果的には自分の仕事の中で活かせる切り口や目線を持つことができました。

集団と個人の方向性

集団・組織にはそれぞれの方向性があります。それに賛同するから集団に属していたりします。時とともに方向を修正し、より良い方向へ向かうことができれば良いものです。

特にクリエイター業界は、出入りの激しい業界の一つだと思います。集団を抜けること自体は、あまり負い目にはならず、お互い寛容的な気持ちを持っていたと思います。
集団から抜けていったものや、新たに入ってきたりと、上手くまとまることができれば良かったのですが、次第に雰囲気が悪くなっていきました。

かくいう私も最終的に集団から抜ける決意をしました。決定打になったのは、集団内におけるお金の管理問題でした。さすがにシビアにならざるを得ません。

この時、私個人としての方向性を掘り下げた時、集団とのズレも感じていました。集団に所属せず、改めてフリーランスとなって活動し、成長できるようにしようと決意しました。

最後に、フリーランスは自分で何もかも決断しなければなりません。その場の状況次第で考え方も変える必要もあります。フリーランスは山あり谷ありの道のりですが、個人で目指す光があるのであれば、大変やりがいのあるものです。

フリーランス第2期に続く。

この記事を書いた人
水島一輝
水島一輝
昼はWebデザイナー・夜は作家
SF(スモールファンタジー物語)を書くことが使命
一文物語作家

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